※近所にできたビアガーデンのバーカウンターにて


見た目に反してなのか、僕はあまり酒に強い方とはいえず、初めて酒の席で一緒になった人には飲酒の量が控えめだとよく言われる。
飲めないわけではないのだけれど、飲み続けられないのである。外見から判断するとどうも酒に強そうに見えるのでそのギャップから余計、そういわれるのだろう。

なのでワインやビールはたしなむ程度だが、それでも飲みに行く機会は多い。その僕でさえ、New York に移り住んでバーに行くようになって日本を懐かしんだのが、屋上にあるビアガーデンだった。

日本では海岸だろうが、公園だろうが、路線によっては通勤列車でも ( 僕は常磐線快速で見かけたのだけど )、公の場所でアルコールを飲むことにおとがめがないので、屋外で飲むということはさほどめずらしくない。だからビアガーデンでなくても天気の良い日は外でいっぱいなんてことが可能だが、New York はパブリックな場所でアルコールを飲むことが許されていないので、それだけにビアガーデンのようなところが唯一の屋外で酒を楽しめる場所ということになる。

ところで日本ではデパートの屋上などにあるビアガーデンも、いまでこそ市内で Roof Top Bar なるものがいくつもできているが、かつてはあまりそういったものをついぞ見かけることがなかった。

そんな中、禁酒法があった時代にも途絶えることなく、いまも続いているビアガーデンが Queens の Astoria にある。
夏の、それも週末ともなると Manhattan から地下鉄に乗ってやってきた人たちが店の前に行列をなすほど、人気のあるこのビアガーデンだが、それに続いてもう一つ新しいビアガーデンがまた同じ街、Astoria にできた。それが今回紹介する Studio Square である。

ちなみに新しくできたビアガーデンはうちからすぐ近くにあり、このビアガーデンができてからというもの最寄り駅を利用する客層がすっかりかわってしまった。


オープンした2009年5月、早速足を運んだ。ちょうどテレビや新聞などで取り上げられ始めたばかりということもあってオープン当初からたくさんの人が訪れていた。



もともと Astoria には映画やテレビの撮影スタジオがいくつもあり、これは全くの憶測であるが、名前に Studio、という名前が冠せられているのはそれにちなんだもの、ではないかと思われる。


入り口で ID のチェックを受けたあと、店内に入るとまずバーカウンタが待ち受けているのだが、ここのうりはそのバーエリアを通り抜けると目の前に出現する、広大なパティオである。

ここに整然と並べられているテープルはどれも大人数で腰掛けるもので、同じ Astoria に大昔からあるビアガーデンと同じスタイルである。
大人数で行ってもよいが、少ない人数で行っても楽しいのは、ここで他のグループと意気投合してしまうことがあるからだ。
実際僕もここで知り合った女性と写真の話で大いに意気投合した。


またここはビアガーデンながら、意外にフードメニューも充実している。上の写真の奥の方に見えるのが、フードコーナーでここで各自注文することになる。

ここではハンバーガーだけでなく Sushi があったり、ドイツソーセージのほか Souvlaki がメニューに並ぶのは Astoria らしいともいえる。
またアルコールもビールだけでなくサングリアなどもあるので、気分とメンバーにあわせていろいろな飲み方が可能だ。


屋内にもそれなりの広さの Seating area があるのだが、何といってもパティオには Fire pit があり、これがまたなんともキャンプファイヤーをしているようで、この周りで飲んでいるだけで楽しくなってくる ( もちろんアルコールのせいもあるのだが )。





独立記念日にあわせて日本から友人が何人か来るので、彼らとともにまた行ってくることにしよう。
なんといっても歩いていけるところにこんな場所があるのがうれしい。トイレが近くなってもうちまで目と鼻の先なのだから。


Studio Square

公式サイト
(メニューなどもこちらで参照可)
http://studiosquarenyc.com/



少しばかり前にも同じタイトルでブログを書いたのだが、ほかにぴったりなタイトルも見つからず、そのまま流用することにした。
このまま思い出したようにシリーズにするかもしれない。
とはいっても過去にもこんな写真は何度も紹介してきたような気がするが。


それ自体意味が無く、いかめつい顔をした無機質なモノたちも人の営みで見た目がすっかり変わってしまう。

こんな変なモノ、一日いくつ見つけられるか、この街を歩くときのテーマとしては面白いのではないか。
遠足のときに、バスの車窓からフォルクスワーゲンの数を数えてその数で一喜一憂する習慣があったのは東京の下町の僕らのところだけか。

Japan Day 2009

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僕が日本人であり、日本に関して敏感だということもあるのかもしれないが、アメリカではこのところ、日本に関心を持つ人が急速に増えていることを肌で感じる。
かつてもそういう話はよく耳にしたが、それはどちらかというと日本という国のことを指すことが多かったのに対し、最近耳にするのは 「 日本の ○○ に関心がある 」 というように、さらに特化したモノや事柄へと、その対象がより具体的になっているのだ。

つまり昔は情報が不足していたゆえの、ミステリアスな日本がもてはやされたのに対し、最近はインターネットなどでより詳しい情報が得られ、より理解した上で関心があるというわけである。

生け花、歌舞伎、食文化、武道といった伝統的な文化はもちろんのこと、日本のアートやファッション、J-POPといった現代の日本文化に精通している人がだいぶ増えてきた。
その中で、若い世代から中年ぐらいまでの世代に受け入れられていることと言えば間違いなくアニメとビデオゲーム文化である。


逆に日本という国時代に関心を持ったきっかけは、アニメやゲームだったと言う人が少なくないのである。こういう人はまず間違いなく日本を好意的にとらえ、時には日本人である僕らが聞いていて恥ずかしくなるぐらい日本を褒めることすらある。






5月のある晴れた日曜日、Central Park で開かれた Japan Day なるイベントに行ってきた。

日本文化を New Yorker に触れてもらおうと、協賛企業やたくさんのボランティアの人たちが関わって行われるイベントなのだが、たまたま Central Park に来たら変なイベントがやっているから立ち寄った、というのでなくどこかであらかじめ聞いてやってきたというような人が増えてきたように見受けられた。



※ 「アキバ系」。昔も日本語Tシャツが流行ったが、そのときと違うのは今は意味を知って着ているということである。



※アフリカンアメリカンの女性がアフロヘアとともに着こなす浴衣。


そして上に書いたように、アニメやゲームの登場人物のコスプレは今年も健在だ。
このイベントのちょっと前に Brooklyn 植物園で開かれた Sakura Matsuri でもコスプレの一団が多かったが、Central Park はそれに輪をかけて大きな集団になっている。あちこちで臨時撮影会が開かれているのももはや日本並みか。



※ 女の子の Naruto はちょっと新鮮!?

移民が数多く住む、アメリカ、その中の New York にあって外国文化というのは日常茶飯事、毎日肌で触れることができることであるのに、一つの国に対してこれだけ関心が寄せられるというのは日本ぐらいではないだろうか。そう感ずるのはやはり日本人だから余計に、ということであろうか。ただ周りを見渡してもあまりこういったたぐいの話は耳にしない。

なんとなく日本から自分の国を見ているとどこか無気力に感じられるのかも知れないが、外からはそう見えず、逆にホットなのである。
日本はやはりミステリアスなのか。

Guggenheim Museum

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世界中に何カ所ある、Guggenheim ( グッゲンハイム ) Museum の一つが New York にあり、ここは観光の名所にもなっている。
コレクションはもちろんのこと、特異な外観がこの美術館の人気の元となっているのだが、ここしばらく外装修復作業のため足場がかかっており、残念ながら自慢の外観はネットで隠されていた。

いうまでもなく、Guggenheim の設計は Frank Lloyd Wright の手によるもので、このデザインがまわりの景観を損ねるといわれたのも新しい建築物ができるとよくいわれることのひとつである。
( 今はなき、World Trade Center ですらそういわれたのだから、驚くまい )

僕自身は建築にそれほど明るくないのだが、建築写真を撮る機会が増えたこともあり、彼の名前ぐらいはもちろん知っているし、過去数回 Chicago に行ったときも彼が設計したという建築物をよく見て回った。

その Guggenheim だが天気の良かった先日、自転車で市内を走った際に久しぶりに近くを通りかかった。
するとすっかり見慣れた工事中のネットは外され、久しぶりに裸の Guggenheim が姿を現していた。


見た目には修復前と後とで区別がつかないのだが、新しいところが分からないほどうまく修復作業が済んだということだろう。

いつも外観ばかり見ていて、実はまだ一度も中に入って鑑賞をしたことがない美術館なのだが、8月23日まで Frank Lloyd Wright 展をやっているようなので、これを機会に見てこようか。



Guggenheim Museum

公式サイト
http://www.guggenheim.org/

Way

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You are going your way, I am going my way.

diver"c"ity

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今年日本に、というか東京に、戻ったときに感じたのが、外国人の割合がだいぶ増えたなということである。

肌の色の違いや、顔つきの違いからわかる外国人の数はともかく、特に見た目は日本人でも話している言葉が英語だったり、中国語だったり韓国語だったりするのだから、目視で感じる以上に増えているのに違いない。

ただそれでも成田から JFK 空港に着くと、アメリカに帰ってきたなと感ずることの一つがそこで見かける面々である。
そこまで耳に慣れた日本語はすっと消え、移民なまりの強い英語があちこちから聞こえてくる。
自分と似たような顔つきや肌の色の人も周りには少なくなり、とたんに自分の肌の色の違いを実感するのだ。面々から感じるというのはつまり色の違いというとになる。これが東京との感じ方の大きな違いである。


このように New York はまさに多様な ( diversity ) 街であるが、見た目の違いより、どちらかというと大きなギャップを感じるのが文化的な差異を体感したときである。


肌の色の違いから受ける印象を殺すため、写真をあえてモノクロにして違いを浮かび上がせてみる。


たぶんオフィスが近くの場所に引っ越ししたのだろう。スタッフとおぼしき人たちが歩道で椅子を押していた。


仕事をしている本人たちには申し訳ないのだけれど、彼らのおかげで街が少しばかりコミカルに見える。

そう思ったのは僕だけかもしれないし、そうでないにしてもほんのわずかな時間のできごとだからあまり多くの人の目に止まったとは思いにくい。
けれども街が怒って見えたり、可笑しく見えるのはそこにいる僕ら人間一人一人の行動一つで変わるものなのだ。
そのことを感じつつ、僕はその時を撮ってみた。

僕も急いでいるときは余裕の無い顔をしているに違いない。それが他の人に伝播して、そしていずれ街の顔になっていくのだ。
反省反省。

今、ちまたを騒がせている、新型インフルエンザ、正式にはH1N1型というようだが、今後も新型が発見されるだろうから、「新型」と呼ぶのはいまだけであって、すぐにこれは不適切な呼び方になることだろう。

もとも日本語では豚インフルエンザと呼ばれていたそうだが、名称はあらためられた、とはオンラインで知った。
米国ではどうかというと、メディアはこのインフルエンザを Swine Flu、つまり豚インフルエンザ、そのものとして呼んでいる。 同じ豚でも pork や pig という単語を使用しているわけではないので、食品業界に与える影響は軽微なのかもしれない。

そのインフルエンザだが日本からの映像 ( ニュースサイトの写真含む ) には多くの市民が白いマスクをして歩いているものである。また最新のニュースでは関西やその他の地域でも感染者が見つかったということでマスクが各地で売り切れになり、オンラインでは高額で売買されているとか。
ゴールデンウィーク中に New York を訪れていた日本の友達も、日本帰国後、社の命令で自宅待機になった、などの話を聞いた。
不謹慎かもしれないが、( こちらからみると ) それが本当ならうらやましい限りである。New York に旅行した人でも 5 日ほどの自宅待機が指示されるのなら、感染者が多く発生している New York 在住の人間は騒ぎが収まるまで、自宅待機にしてくれないかしらん・・・などと思ってみたり。

そのくらい、New York の人たちの意識と 日本からの報道にはかなり温度差があるのだ。

メキシコ人移民が多い、New York。とくに中でも僕の住んでいる Queens には大きなコミュニティがある。案の定、New York の最初の感染者も Queens にある学校の生徒たちで、メキシコから帰ってきて感染が判明したケースである。

その後休校になる学校が増えたが、その間生徒たちは街に繰り出すから、結局感染している人がまた不特定多数の人たちを感染させることになり、休校が果たして賢い措置なのかは不明だ。それを証明するかのように New York での感染者数は日々増え続けているし、亡くなった人も出ている。

僕のところにも家人や友人からメールや電話で健康を気遣う問い合わせをもらった。いまのところインフルエンザどころか風邪の兆候もなく、元気にやっているが、New York の人たちが感染予防になにか手段を講じているかというと、まったくその気配はない。地下鉄は普段通り混んでいるし、Grand Central Station も Times Square もいつもと変わらない。
僕もマスクは着用せず、うがいだけは心がけているといった程度で、これといって特別なことはしていない。果たしてそれでよいのかわからないのだが、メディアによると 「 自分が感染している場合は他人にうつさないようという目的でマスクは有効だ 」 と伝えているので、マスクをして外出しようものなら感染者だと思われかねない。

ということで以下は平日の昼間、Midwown で撮った写真だが、ごらんの通り一人もマスクをしている人をみかけない。マスクは着用しない代わり、強い日光を避けてサングラスをしている人の姿の方がずっと目立つ。

アメリカ人はこのインフルエンザをあまり脅威ととらえていないのだろう。日本が過剰なのか、それともアメリカが無頓着なのか、それはよくわからないのだがその違いは政府の対応とメディアの報道の違いによるものだろう。

どちらが正しいのか、僕らがわからないこと自体、実はこのインフルエンザについて詳しくわかっていないのか、それとも我々に伝えられていないのではないだろうか。願わくばあとになって 「 あのときの対応は過剰だったね 」 と笑い話になればよいのだが。

ということで僕の近況をお知らせするとともに、街の様子を紹介することにした。

※ 5番街 42nd Street 近く



※ Grand Central Station 近くにて



※レーズンパンのてっぺんにワインジャム。やはり葡萄同士相性が良い!?


アメリカでワインの産地といえば、もちろんカリフォルニアがもっとも有名だが、実は New York にも意外と多くのワイナリーがあり、New York Wine としてこちらではよく知られている。

ところが実は最近まで、New York 産のワインは、他州への流通が制限されていたらしく、妙なことからプレミアムがついていたりした。
僕は州内にいるので購入に困ったことは無く、最新の情報は持ち合わせてないのだが、たぶん今は他州や他国の人もオンラインで購入ができるはずである。


多くの New York Winery は Upstate にあり、僕もときどきドライブがてら Winery めぐりをしている。
また数は少ないのだが、Long Island にもWineryがあることも知られている。今回上で紹介したのは、そんな Long Island のワイナリーで購入したジャムである。

たまたま知人が Long Island にあるとあるワイナリーのメンバーシップを持っていて、そこでのテイスティングに一緒におじゃまする機会があった。
テイスティングなので一回のグラスに注がれるワインの量は少ないのだが、もちろん口にしたあと吐き出すなんてもったいなくてできなず、一通りのセレクションを試す頃にはすっかりできあがってしまった。
せっかく来たのだから、ワインの一本でも購入しようと思ったが、そこで結構な量をいただいたことや、その知人が家にもそこのワインをストックしている上、この日も何本か購入して今夜はそれを飲もうと言われていたので、その日は購入をいったんやめることにした。
その代わりと言ってはなんだが、ここで珍しいものを見つけたのでそれを自分用に買って帰ることにしたのだ。

それがこの「ワインジャム」なのだが、正確には「Jelly」となっている。おそらくジャムというには必要な成分が足りないとか、製造法が合致しないとか、もしかするとジャムには入ってはいけない成分 - たとえばアルコール?(笑) があるからなのだろう。実際見た感じでは果肉のようなものは入っていないからそもそもジャムにも見えないのだが。がここではゼリーというよりはジャムのような濃度のもので、使い方もジャムに近いだろうということで便宜上 「 ワインジャム 」 と呼ぶことにする。

ワイナリーの販売コーナーではこのワインジャムを白と赤、それぞれ売っていたのだが、無色透明な白ワインのジャムの使い道の方がいろいろとありそうで、この日はこちらを選んでみた。まあ白ワインが好きだから、ということもあるのだが。

これを購入するときに店の人から聞いた話では、他のジャムのようにパンに塗ってもいいし、紅茶にいれてもよし、また意外なところではチーズと一緒にクラッカーで食べてもあうのだとか。普通のジャムなら 「 ん? 」 となるところだが、なるほどチーズとワインの相性は良いので、こんなところにこのジャムの性格が出ているのかも知れない。

家に戻って使ってみると・・・とは言っても僕はもっぱらパンに塗って食べているだけなのだけれど、甘さの濃度はジャムとほとんど同じぐらいなので、トーストしたパンの場合は薄く塗って食べるとちょうど良い量になる。
最初に口にすると、ほのかにワインの香りが鼻から抜ける感じが良い。トーストのほか、スコーンやマフィンにも合いそうだ。また面白い使い方としては、バニラアイスクリームやシャーベットアイスクリームに乗せてみたり、フルーツサラダなんかにも使えそうだ。どうやって作られているのか、詳しく説明を見ていないのだが、飲用のワインをまぜたゼリーというよりはおそらくワインを作る課程でできた原材料をベースにしているのではないだろうか。

いざ使ってみると赤のジャムも買っておけば良かった、と思うのは後の祭り。また次回 Long Island に行ったときに買い足すことにしよう。

ただ今回紹介したジャムのように、公式サイトのオンライン販売のページでも見つからないものがあるので、このたぐいのものは直接ワイナリーに行かないと入手が難しいのかも知れない。

ところで僕が少年自体、翻訳物の小説にはワインのことを「葡萄酒」と訳しているものもあった。
おそらく翻訳自体が古いのか、話の設定がかなり昔のことだったので、翻訳家があえてワインを葡萄酒にしたのかも知れない。
僕にはこのときの葡萄酒という文字が強く印象に残り、ワインより葡萄酒と書かれたものになぜか惹かれてしまう。

このジャムも僕の中では「葡萄酒ジャム」に格上げされている。


Channing Daughters wines

公式サイト
http://www.channingdaughters.com/

New Yorkの梅雨

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青い空と白い月


New York には梅雨がない、と言われているけれども最近はそうでもないようだ。


・・・

久しぶりの更新なのにまた天候話で恐縮だが、こう雨ばかり続くとどうも写真撮りとしては自宅でおとなしくしていることが多い。
例年5月といえば、一年を通してもっとも過ごしやすい季節だと、個人的には一押しする季節なのだが、今年ゴールデンウィークを利用してわざわざ New York にやってきた日本の友人など、滞在中ずっと雨の New York とつきあわねばならなかった。

唯一 New York に晴れ間が広がったのが先週の土曜日で、ちょうど Brooklyn 植物園で Sakura Matsuri が開催されている週末のことだった。
毎年のように行っているので、今年も行くかどうかかんがえあぐねていたところ、友人たちが花見の会に誘ってくれたのと、日本からゴールデンウィークを利用して遊びに来ている友人がいたので、束ねてしまえとばかりいささか乱暴ではあるがここで集まることにした。


日本と違って公の空間でアルコールを飲むことが規制されているアメリカにおいて、Sakura Matsuri は珍しく野外で、しかも桜の花の下でアルコールを飲むことができる。
桜の花の鑑賞なんぞするわけでもないのに、満開の桜の下でビールが飲めると聞いてひょこひょこ行ってしまうのは、日本人 DNA 故だろうか。

残念ながら僕らが桜の花見をしたその翌日からまた New York の街は雨続きとなったが、これが空けると夏がすぐにとってかわりそうな、そんな気配を感じている。

この日も夏のにおいがもうそこまで嗅ぎ取れそうな、そんな雲と月が広がっていた。

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